東京トラフィックスコープ~東京湾大華火祭開催日
解説
ここでは、2010年8月14日の東京湾大華火祭開催時のトラフィックスコープ画像を示す。この日は、午後4時頃から、会場のお台場周辺が統計的に特異な混雑状況を示しており、イベント終了まで継続していた。ただ、イベントに伴う交通規制等の周知が十分になされていたためか、混雑の範囲は時間帯によって大きく変わることはなかった。
図の見方
この図では混雑指数を色合いで、変化指数を濃淡で分けて、1枚の図に示しています。
混雑指数とは、東京都心部を中心とした約40km四方を1kmメッシュに分割して、1時間毎の流動性を数値化したものです。赤い色ほど、流動性が悪く、混雑していることを意味しています。この指数は、単純に速度だけを見ているのではなく、交通量も考慮して、そのエリアの交通状態が道路ネットワーク性能の限界に近づくほど高くなるような、総合的な指数です。なお、指数の計算には首都高は除いてあり、一般道のデータだけを使っています。
変化指数とは、過去3ヶ月程度のエリア交通状態の分布状況と比べて、その時の状態がどのくらい特殊なものかを数値化したものです。濃い色は統計的に特異な交通状態であることを意味しています。